APNGの作り方②

★FLASHで動かす 

FLASHを起動して画面サイズは最終的に書き出すサイズにしておきます。
フレームレートはチープなアニメなので12fpsで十分です。

用意した.aiを読み込みます。

前の工程で9個にグループ化しているので9個のオブジェクトになっています。
FLASHではシンボル化しないと何も始まらないのでそれぞれ適当な名前をつけて
シンボルに変換します。これで9枚の絵はそれぞれ9個のシンボルになりました。



★ネコの乱射を作る

FLASHのアニメ制作ではムービークリップの入れ子を使うと便利なのですが
連番書き出しには非対応という残念な仕様になっています。
ですので単純なフレームアニメーション、いわゆるパターンアニメで動かします。

2枚ある乱射用シンボルのどちらか片方をステージにドロップして
適当に置き場所を決めます。これで1フレーム目ができました。

次に2フレーム目にキーをコピーして「シンボルの入れ替え」で
もう片方の乱射シンボルに差し替えます。
1フレーム目と比較して動きに違和感が無いように適当に位置を合わせます。

これで乱射アニメが一つできました。
あとは1~2フレームを3フレーム目以降にコピペして好きなだけ撃ちまくらせます。

★ネコの弾切れ→歩きを作る

新規のレイヤーに乱射と同じようにカチカチと弾切れのアニメを作ります。
次の逃走アニメも基本的に同じですが各フレームのX座標をずらすことで
後ずさりさせ、その後は「変形→反転」で向きを変えて画面外へと走らせます。

★ゾンビの大群を作る

新規のレイヤーにゾンビを1体だけ作ります。
ネコと同じようにまず2フレームの歩きアニメを作り、コピペしながら移動させます。
左端画面外から右端画面外まで歩くアニメができたら、レイヤーをコピーして
ゾンビを増殖させます。そのままだと全員ピッタリ重なってしまっているので
タイムライン上でアニメの開始位置をずらしてやります。これで同じ動きの
ゾンビが次から次へと時間差で動くので大群が押し寄せるように見えます。

★壁紙どん

テキストの書かれた壁紙が回転しながら定位置まで縮小されるアニメを作ります。
こんな感じでスタート位置は適当だけどゴールの定位置はきっちり決まっているアニメの場合は
先に定位置にシンボルを配置してゴールのフレームを作っておいて、
後からフレームをコピペしてスタート位置を作ると楽チンです。



それぞれのレイヤーのタイムラインをずらして開始のタイミングを調整すると
一連のアニメの完成です。
ハリウッドのSFかホラー映画を見ているかのような緊迫したシーンができましたね。


あとは書き出し→連番シーケンスでPNGを連番で保存します。


続く


→APNGの作り方③
→APNGの作り方①